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映画『タリーと私の秘密の時間』レビュー

タリーと私の秘密

上映時間

1時間36分

公開年

2018年(アメリカ)

監督

ジェイソン・ライトマン

脚本

ディアブロ・コーディ

キャスト

シャーリーズ・セロン

マッケンジー・デイビス

マーク・デュプラス

ロン・リビングストン

受賞歴

第76回ゴールデングローブ賞(2019)

最優秀主演女優賞(シャーリーズ・セロン)ノミネート

ストーリー

3人の子を育てる母親と不思議な魅力をもったベビーシッターの女性との交流や絆を、コミカルかつハートウォーミングに描いたドラマ

仕事に家事に育児にとなんでも完璧にこなしてきたマーロだったが、三人目の子供が生まれて疲れ果てしまう

そんなマーロのもとに、夜だけのベビーシッターとしてタリーという若い女性がやってくる

自由奔放でイマドキな女子のタリーだったが、仕事は完璧で、悩みも解決してくれ、マーロはそんなタリーと絆を深めることで次第に元の輝きを取り戻していく

タリーは夜明け前には必ず帰ってしまい、自分の身の上を語らないのだが

レビュー

”子育て”という激務に従事する全ての母親・父親に観てもらいたい作品

ストレスで激太りや、赤ちゃんの夜泣きに奔走する姿など共感を抱きつつ、子供を育てるために殺してきた自分を思い出させてくれる

育児をパートナーに任せっきりの方も”子育て”の難しさ・過酷さ、そして尊さを少しは感じ取ってもらえるかもしれない

ただのファミリードラマではない、どこの家庭にもいるヒーローを描いた作品

★★★★☆

小話

主人公を演じたセロンは、育児に疲れたマーロを体現するために、体重を18キロ増加させて撮影に臨んだ

映画『モンスター』でも14キロ増量して撮影に臨んだことのあるセロンのカメレオンぶりに驚かされる

ぜひ普段のセロンの美貌とマーロの疲弊した姿を見比べてみてほしい