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映画『15時17分、パリ行き』レビュー

15時17分、パリ行き

上映時間

1時間34分

公開年

2018年

監督

クリント・イーストウッド

脚本

ドロシー・ブリスカル

キャスト

アンソニー・サドラー

アレク・スカラトス

スペンサー・ストーン

ストーリー

2015年に起きたパリ行きの特急列車内で554人の乗客全員をターゲットにした無差別テロ襲撃事件

極限の恐怖と緊張感の中、武装した犯人に立ち向かったのは、ヨーロッパを旅行中だった3人の心優しき若者たちだった

なぜ、ごく普通の男たちは死の危険に直面しながら、命を捨てる覚悟で立ち向かえたのか

究極のリアリティーを徹底追求した前代未聞のトライアル

レビュー

徹底したリアリティーを追求するために起用された主演は”当事者本人”という大胆な撮影スタイルで注目を浴びた本作

さらに乗客として居合わせた人たちが出演し、実際に事件が起こった場所で撮影に臨んでいる

いつ、どこでテロに直面してもおかしくない今、イーストウッド監督は「この映画はごく普通の人々に捧げた物語である」とも語っている

ちょっと前までの日本では遭遇しても電車内の喧嘩やいざこざ程度の事件だったが、安倍元首相銃撃事件から在任中の首相襲撃事件が立て続けに発生しており、対岸の火事という見方ではいられなくなってきた

テロに対してまだまだ無知で無防備な日本人だからこそ見ておくべき作品なのかもしれない

★★★☆☆

小話

本作で本人役として出演したサドラー、ストーン、スカラトスだが、もし映画化されるなら、ザック・エフロン、クリス・ヘムズワース、マイケル・B・ジョーダンに出演してほしいと願っていたという

もし彼らの願い通りのキャスティングが叶っていたらリアリティーの追求どころか、3人組版ワン・ダイレクションのようになっていたかもね

公式サイト

ワーナー・ブラザース 映画『15時17分、パリ行き』作品ページhttps://wwws.warnerbros.co.jp/1517toparis/